生前の睡骨先生は多分元から自分はいつ終わっても良いと思ってるところがあって、それは七人隊に加わることになってからより濃い願いになっていったんですけど、唯一ああ今自分が倒れたら駄目だ、まだ駄目だ、という自発的な感情を抱いたのが討伐時北の寒村に逃れていく最中であったなら辛いなと思った
睡骨が一瞬主導権を失うくらいに深手を負ってしまって、このままではあまり持たないことが睡骨先生もはっきり分かっている。ほんの少し前まではもう疲れた、終わりたいという感情しか残っていなかったのに、でも今ここで自分が先に死んだら、彼はどうなるんだと、出血する傷口を無理矢理焼いて塞いでから大兄貴の手当をする睡骨先生も良いな。睡蛮です。