書きかけ(凹)

凸(女体化)の続きが思ってたより長くなりそうなので書けたとこまで置いておきます
書けたら消します 後半は多分R18になる
長い前振りだった


「凹」

「……何より通気性が抜群で、蒸れにくいらしい。これからの季節にもってこいだ」
「へー」
相槌を打つと、慎重な手つきがそれをベッドへ並べる。一枚、また一枚と増える下着は、いつの間にか折り返し地点を過ぎていた。さながら露天商である。
宣言通り、亜光速で戻ってきた兄は、両手いっぱいに紙袋をぶら下げていた。どうも、店員に勧められた全部にカードを切ったらしい。女性の下着なんて、悠仁にとっては未知の領域だ。相場なんて知る訳がない。とはいえ安いもので充分なのだ、せいぜい千円ちょっとだろうと高を括っていた。恐る恐る値札をひっくり返す。さっきからこんな調子で驚愕しっぱなしであった。
本当なら、何を考えているんだ、無駄遣いだと怒って呆れるべきなのかもしれない。けれども本人の財布だし、一応はこちらの身を案じてくれた故の、こんな達成感溢れる顔に水を差す気にもなれなかった。受け売り文句を熱心に繰り返す姿を見るに、最初に危惧していた事態は免れたようなのでよしとしよう。一体弟のことを他人様になんて説明したのかは少し…いやかなり気になるが。
「で、これはナイトブラだ」
「え何?ナイト…?」
「夜用だ」
「夜用があんの!?」
今年の知らなかったランキングトップ10は硬い。
紙袋から次々出てくる下着は、悠仁が想像していた典型的なブラジャーだけではなかった。まあそれらのカタカナ語は右から左に流れていったが、形状も名称もめちゃくちゃ多岐に渡っていたのである。男なんてせいぜいトランクス派かボクサー派かくらいなのに。女子って大変なんだな、と素朴に思いを馳せる。
「もしサイズが合わなかったら交換しに行くから遠慮無く言うんだぞ」
「いやいや!良いって良いって!!あんがとね!!」
しかし実際のところ、驚く程ピッタリだった。まさかあの一瞬の接触で正確な数値を叩きだしたのだろうか。術式の副次効果ってやつ?などと冗談混じりに言いそうになったが、イエスでもノーでもちょっと怖いので止めにする。それはさておき、この兄に付き合ってくれたお姉さんの厚意を無下にするのは憚られるというもので、悠仁は甘んじて装備することにしたのである。

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ありがとうございました(04.26)

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