現パロ




───痛くないか、苦しくないか。
そんな、今まで一度も頷いた試しが無いことを、こいつは決まって言葉にしてくる。ちっぽけな雛でも拾い上げるみてえな手と、よっぽど苦しそうに潜められた眉は、多分余計なことばかり考えて、確かめるまではてこでも動こうとしない。だけど、それをまだるっこしいと思ったことは一度もなかった。
だって、こいつに頭を撫でられるのが好きだ。太い指が髪を梳いてくるのも、首の後ろをなぞられるのも、先っぽを擦られるのも好きだ。こいつの舌と息がおれのとぐちゃぐちゃに混ざった時の体温も、あちこちに触れてくる柔らかさも好きだ。
「とにかく、おまえが中に入ってきたら、すげえ気持ちいいからよ」
もちろん、前でも後ろでも構わないし、繋がったまましばらく抱きしめられるのも良い。名前を繰り返し呼ばれるのもいい。気持ちいいから。とにかく全部が全部、いっぱいになって気持ちが良いから。
「お、あとそれから……」
「わ、わかった……、わかったから……」
まだ全部言い終えてもいないのに遮ってきたこいつは、例によってトマトみてえな顔をして黙りこくる。
なんだよ、おまえが聞くから言ったってのになー。
そうちょっとばかしふてくされてみせると、伸びた腕がおれを抱きしめて、「私も好きだ」と小さく呟いたから、こいつの身体のあったかさが、もっともっと欲しくなってしまった。
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